• OMO Solution
  • O:der ToGo

新たな実店舗のかたちを提案。「The Label Fruit」が生み出した次世代の体験とは

The Label Fruit

モバイルオーダーで注文し、店舗に出向いてロッカーから商品を受け取る。それだけでなく、受け取り時の演出にもこだわった全く新しい次世代店舗 ”The Label Fruit(ラベルフルーツ)”を、Showcase Gigが2021年12月15日にオープンした。
実店舗での新たな体験の創出に向けたチャレンジとなった本プロジェクトの内容と、オープン当初から注目を集めたその仕掛けの裏側を紹介する。

過去の出店を糧に更なる新しい体験を

以前にもShowcase Gigは、2016年に自社でオープンしたモバイルオーダーがテーマのデジタルコーヒースタンド「THE LOCAL COFFEE STAND」、そしてサントリーチームと共同で「TOUCH-AND-GO COFFEE」を手掛けている。
そこから得られた、消費者が求める体験やモバイルオーダーと親和性があるものについての知見を元に、更なる新しい体験消費の場を生み出すことを狙いとして今回の出店を決意。
また、2021年1月にShowcase Gigが、自動釣り銭機や駅のコインロッカーなどで高いシェアを持つグローリー株式会社と資本業務提携を結んだことも、今回のモバイルオーダーとロッカーを掛け合わせた次世代店舗出店への大きな追い風となった。

コンセプトは「私だけの味、私だけの色を選んで作る”食べる”フルーツオレ」

コロナ禍を機に非接触が習慣化され、自販機やロッカーを取り入れた無人店舗がトレンドとなった2021年。大量生産のものに溢れ、ほしいものはどこでもすぐに手に入る現代において、特に若い世代を中心に「自分だけの」や「オリジナルの」といった要素を持つ商品が求められる傾向が高まっている。
モバイルオーダーは、手元のスマートフォンで時間を気にせずじっくりと商品を選ぶことができる点から「カスタマイズ」に適しているだけでなく、オンラインによる事前決済にも対応可能なため、店頭での会計も不要だ。

そういった利点を生かし、Z世代をターゲットとしたモバイルオーダー専門のカスタマイズを楽しめる非対面型の店舗をコンセプトとした。
そして、味や中身・ラベルを自分好みにカスタマイズして作れるフルーツオレを商材に設定。商品のベースは5種類のフルーツから選べるため、味だけでなくカラフルな見た目も楽しめるという、今までにない、より自分好みに仕上げられる商品を生み出した。

サービスの流れ
①注文ページへアクセス
②ドリンクとラベルをカスタマイズ
③受取時間を選択し、必要情報を入力
④注文完了&QRコードを確認
⑤店舗のロッカーから受け取り

The Label Fruitのこだわり

The Label Fruitのこだわりは3つある。

①受け取り体験の向上

The Label Fruitでは、自分がカスタマイズした商品の映像が、そのまま受け取りのロッカーの画面に3Dで現れる仕様となっている。
QRコードをかざして商品を受け取る瞬間には、特別な演出やBGMを楽しむこともできる。
事前にモバイルオーダーをしてロッカーで受け取るだけにとどまらない、新たな体験を提供するために自社の「O:derプラットフォーム」を基盤としてシステム開発を行った。

受け取り時のシーン。ロッカーに現物と全く同じものが表示されている

画面上で踊るボトルの様子。自分だけのボトルがロッカー上で動く様子を動画をにおさめて楽しむ人も多い

コロナ禍による非接触ニーズの高まりを受けて、ECなど新たなチャネルの開拓や自動販売機・ロッカーといったハードウエアを取り入れるなど、実店舗の今後のあり方を見直す飲食事業者が増えている。
Showcase Gigでは今後の実店舗が、オフラインならではの体験ができ、足を運ぶ価値がある「体験を売る場所」になると考えている。そのため今回の次世代店舗開発においては、消費体験を重視した設計とし、受け取り時に個人向けにパーソナライズした楽しい演出と空間を加え、エンターテイメント性を持たせた店舗づくりを意識した。

②店舗の内装

The Label Fruitはテイクアウト専用店舗であるため、店内は飲食禁止となっている。そのため、しっかりとした椅子とテーブルなどはなく、少し高めの机と、ボトルが置ける程度の小さなテーブルが壁に備え付けられているだけだ。

店舗内観

その代わり、可愛らしいネオンサインやおしゃれな形をした鏡、プロジェクターによる映像投影など、いわゆる「映える」装飾が施されている。つまりここでは飲食はできないが、店内で写真撮影に使えるスペースを用意することで、よりSNSで共有したくなる仕掛け作りがされているというわけである。受け取った商品を飲むだけでなく、撮影し共有する楽しさ(体験)までも意識している。

③フルーツオレという商材

商材をフルーツオレにすることによって、よりカラフルに、そしてより選択肢を増やすことが可能になった。自分の好きな色をラベルの色だけでなく商品としても選べるようにしたことで、よりカスタマイズの幅を広げたのである。

オープン当初からSNSで大反響。売り切れも続出

これらのこだわり全てが消費者に伝わったと言っても過言ではない。オープンにあたっては特に大々的なプロモーションは行わなかったものの、SNSでの口コミをはじめ、新聞やテレビ、雑誌など幅広いメディアでも取り上げられ、オープン後1ヶ月経たずして、ひっきりなしにお客様が来店する状況となった。

注文から受け取りまで完全に無人という、非接触が定着した世の中に合った店舗でありながら、実際に足を運んで受け取り時のエンタメ体験を楽しむ。こうした演出は、元来ターゲットとしていた若い世代・Z世代だけでなく、親子連れから大人世代まで、幅広い世代の需要と合致したようである。

今後もShowcase Gigは研究開発を重ね、新しい店舗体験を生み出していく。

 

※QRコードは(株)デンソーウェーブの登録商標です。

お問い合わせ

店舗情報

The Label Fruit

住所:東京都渋谷区神宮前6-3-5 NCビルディング1F
営業時間:10:00〜20:00 ※注文可能時間:7:00〜19:50
URL:https://fruit.the-label.jp/

Our Service事業概要

Mobile Order Platformモバイルオーダー
プラットフォーム

デジタルによるパーソナライズと
合理化による新たな店舗体験

詳しく見る

OMO SolutionOMO
ソリューション

これまでになかった
店舗システムをデザインする

詳しく見る