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2022.06.24
小売店向け
2018.08.01
小売店向け
無人コンビニ、無人レストラン…様々な無人店舗が次々と生まれる中国だが、、2018年4月、中国4大国有商業銀行の1つである建設銀行は、中国初の無人で営業する銀行支店を開店した。
「無人銀行」として話題を集めている建設銀行九江路支店は、上海の観光地としても人気の高い外難エリアにある。日本国内の銀行においても、ITを活用した業務効率化や省人化が推進されているが、中国の無人銀行ではどのように活用しているだろうか。上海市にある無人銀行を実際に体験してきた。
女性の表情のロボット。音声で案内をしてくれる。(編集部撮影)
元々建設銀行の支店があった場所を「無人銀行」としてリニューアルした同店。エントランスに入ると人型ロボットが案内役として立っており、挨拶をしてくれる。ロボットは音声認識で中国語の会話が可能である。入り口には改札のようなゲートがあり、顔認証しないと入店できない。事前に認証用の顔データを登録しておき、据え付きのカメラに顔を向けるとゲートが開くという仕組みである。
(編集部撮影)
店内に入ると、通常の受付カウンターや銀行員もおらず、広々とした空間が広がっている。普通の銀行とはまったく違う光景である。完全な無人ということはなく、取材時には警備の男性がおり、使い方を案内してくれた。
(編集部撮影)
VR体験ルームは無料。(編集部撮影)
店内にはこのようなVRの体験ルームがあり、不動産物件を検索したり、その不動産を疑似的に内見したりもできるとのこと。
銀行のカウンターの代わりを担うのが、このVTM(Virtual Teller Machine)端末。両替などの現金取扱いや事務手続きなど通常業務の9割を無人で行うことが可能なんだそう。
今回訪れた建設銀行の無人店舗は、省人化の目的以上に、ショールーム的な役割が大きいように思えた。実際に店頭のロボットやVRルームは道路に面してガラス貼りで外からもよく見えるようになっており、街ゆく人々も足を止め店内を眺めていた。近い将来、銀行業務の大半がオンライン完結するようになってくると、このような支店の活用方法は銀行のスタンダードになっていくかもしれない。
編集=Showcase Gig
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