2018.12.23

飲食店向け

【中国・上海】バリスタがロボットに!未来のデジタルカフェ「ratio」

上海で今、最も注目を集めているお店がロボットがドリンクを作るデジタルカフェ「ratio」だ。モバイル注文・決済とロボット調理により、キッチンの効率化・省人化を実現しつつ、デジタルを活用した楽しい体験があふれる未来のカフェを訪れた。

ロボットがドリンクを作るカフェ「ratio」が出現!

上海市内の地下鉄1号線「黄陂南路」駅から直結する「K11」はアートをテーマにしたショッピングモールだ。モール内は国内の有名アーティストたちの作品が数多く展示され、感度の高い若者たちが多く訪れる。そんな「K11」の地下2階にポップアップとしてオープンしたロボットカフェ「ratio」が大きな話題を集めている。

白と黒を基調とした店内。モールとマッチしてモダンな雰囲気。(編集部撮影)

夜はバーに変わり、カクテルなどアルコール類も提供する。(編集部撮影)

「ratio」の注文方法は?

店内のQRコードから注文ページにアクセス

QRコードは店内のテーブル、ショッピングモールの壁、立て看板など目に入りやすいあらゆる場所に掲示されている。それをスマホで読み取り、専用の注文ページにアクセスする。

ドリンクは細かいカスタマイズが可能

注文ページから好きなドリンクを選ぶ。「ratio(比率)」の名前の通り、コーヒーは豆の種類からエスプレッソの濃さ、ミルクの種類、フォームなど好みに応じてかなり細かいカスタマイズが可能だ。商品が決まったら、WeChat Payで決済を行う。現金は使えない。注文を送信すると、ページ上に調理完了までの待ち時間が表示される。

注文状況は巨大なミラーサイネージに!

(編集部撮影)

注文した内容はWeChatのプロフィール写真ともに店内のサイネージに反映される。鏡の中から映像が浮かび上がるようなミラーサイネージが、スタイリッシュな空間を演出している。

ドリンクを作るのはバリスタロボット

(編集部撮影)

ドリンクカウンターはオープンになっており、ロボットが主役。アームを器用に動かしながら、1杯1杯丁寧にコーヒーを淹れる。実際に注文した客はその様子に注目し、自分が注文したドリンクを、ロボットが調理する様子を写真や動画を撮りながら楽しんでいた。

人間の仕事は接客すること

ロボットがつくったドリンクカップに蓋をしてピックアップカウンターに運ぶのが人間の役目。カフェは15席ほどで、取材時の店員は2名。決済もモバイル上で済ませるため、キャッシャーもない。店員の業務は案内や接客が主であった。

ドリンクカップには名前入りのシールがつく。(編集部撮影)

省人化と“魅せる”デジタルカフェ体験

ロボットを優秀なバリスタとして採用することで、省人化や運営の効率化を図っているだけではない。ユーザーは店の雰囲気から、注文・受け取りに至るまでの過程を楽しめるという点が重要である。そうすることで、モバイル注文・決済を積極的に利用するのはもちろん、様々なカスタマイズやトッピングを試したり、写真を撮ってSNSにシェアしたくなる。そんなユーザー体験がデザインされている。

さらにモバイル注文によりユーザーをWe Chat上で店舗をフォローさせることで、ただ1度注文して終わりではなく、その後のコミュニケーションも可能だ。システムやロボットの量産化が叶えば、バリスタ=ロボットが当たり前の光景になっていくかもしれない。

編集=Showcase Gig

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