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世界中のコンビニや飲食店などでテクノロジーを駆使した店舗の省人化が日々加速している。これまで人によるおもてなしが重要視されてきたホテル事業でもデジタルの活用が始まっている。
シンガポールのおしゃれエリア、ロバートソン・キー中心部にある人気のデザインホテル「M Social Singapore」。2017年11月、優れたデジタルテクノロジーを使い、ビジネスを展開したアジア企業に贈られる、IDC Digital Transformation Awardsの2部門で入賞を果たし、最先端のテクノロジーホテルとして有名なホテルである。ここでは接客の代用として、ロボットを積極的に活用している。それらのロボットを実際に体験してきた。
ホテルのダイニングに置かれたこちらのロボットは、卵料理専門ロボットAUSCAだ。
本体の前に空のプレートを置き、卵焼きか目玉焼きをボタンで選択すると、自動でフライパンに油を注ぎ、卵を割って調理をしてくれる。
卵によって大きさや形が少しずつ異なるため、殻をうまく割れなかったり、白身がフライパン外へ落下したりと多少の不具合は見られたものの、おおむね調理ロボットとしての機能は果たしている。その調理の正確性より、パフォーマンス性が優れており、宿泊客は皆そのロボットに釘付けだった。これまではただコックが作った卵焼きが出てくるのを待っているだけだったが、ひとつの楽しい体験になっていた。
今後は卵料理以外のメニューもプログラムされる予定だという。
卵焼き調理ロボットが彼(He)と呼ばれているのに対し、彼女(She)と呼ばれるロボットがルームサービスロボットのAURAだ。客室でペットボトルやタオルを電話で注文すると、部屋の前まで届けてくれる。
このロボットは指定の場所への移動、エレベーターの乗降まで全て自動で行うことができる。また、移動の際はセンサーで障害物を察知し、避けて動くことができるため、スムーズな搬送が可能だ。
このように物品の搬送業務など作業的なオペレーションをロボットに任せることで、スタッフは顧客とのコミュニケーションなど、人にしかできない業務により細やかに従事できる。省人化とともにゲスト満足度の向上も実現することができれば、ホスピタリティーの業界でロボットはさらに活躍するだろう。
編集=Showcase Gig
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