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飲食店をはじめとした店舗の運営に欠かせないレジ。一般的には、箱型の大きな筐体をイメージする人も多いかもしれませんが、最近ではタブレット端末によるレジが手軽に導入できるようになってきています。こうした“タブレットPOSレジ”は、どのようなシーンで利用でき、どんな機能が使えるのか、今回は5つの事例からご紹介します。
タブレットレジ(タブレットPOSレジ)とは、iPadをはじめとしたタブレット端末に専用のアプリをダウンロードしてレジとして使う、新しいレジシステムです。従来の大きなレジとは違い、スペースを取らないこと、持ち運びが可能なこと、導入・運用コストが安いことなどが大きなメリットとして上げられます。見た目もスマートなタブレットPOSレジは、中小規模の飲食店にも向いています。
従来のPOSレジに比べ、タブレットPOSレジは多くの点で優れています。導入の5つのメリットをご紹介しましょう。
タブレットPOSレジは、薄型・軽量でコンパクト。従来のレジに比べて圧倒的に省スペースで運用が可能。レジ周りをスッキリさせることができます。
コンパクトなので、店内外での持ち運びに便利。イベント出展や移動式店舗での利用も問題ありません。また、レジだけでなく様々な用途で使えるため、メニュー等のプロモーションツールとしても活用できます。
従来のPOSレジは、初期導入費として数十万ものお金がかかってしまいますが、タブレットPOSレジの場合はタブレット端末自体を新規で導入する場合でも数万円程度から始めることができます。月額費用も安価に抑えられるため低コストで運用が可能です。
CRM(顧客情報管理)機能も充実。会員の登録情報、来店履歴なども一括で管理できます。デジタルスタンプカードなどの機能も実装可能で、リピーター獲得にも役立ちます。
毎日の売上管理や、売れ筋商品のレポート、在庫管理など、様々なデータをまとめて管理・分析可能。売上向上に向けた施策立案に役立ちます。
最近、急速に導入が始まっているタブレットレジは多くの企業が参入しています。今回は代表的な3社のタブレットレジを比較してみましょう。
タブレットレジの老舗と言えるのがユビレジです。iPadの発売間もない2010年より、業界初のiPadを使ったレジシステムとして始まりました。導入実績は2万店、大手飲食チェーンの「KICHIRI」などで導入されています。
スマレジは充実の周辺機器と、シンプルで直感的に使いやすいデザインが特徴。2013年度グッドデザイン賞を受賞しています。導入実績は4万店。サーバー稼働率が99.95%と業界のなかでも圧倒的な安定稼働率を誇っています。
エアレジはRECRUITが運営するレジシステムです。大手の資本力、営業力で導入実績は29万店とNo.1の利用店舗数です。その理由はすべての利用プランが無料で使えることがなによりも大きな利点と言えるでしょう。
▽パドポス
Android端末専用のレジです。様々なスタイルに対応可能です。
▽ポスキューブ
飲食店専用に設計されたタブレットレジです。
▽スクエア
端末に直接カードリーダをつけることができるシステム。クレジット決済におすすめです。
▽USEN Register
音楽放送で知られるUSENが運営しています。USENならではのサポート・システムが充実しています。
タブレット端末の普及によってレジは大きく進化しています。薄型のタブレット端末がオンラインでクラウドにつながることで、売上レポートを都度確認できたり在庫管理ができたりと、飲食店を経営するうえでのシステム基盤を果たすようになっています。
さらに今後は事前注文やモバイル決済に対応するシステムが必要不可欠になっていくでしょう。例えば、POSレジ国内シェア1位の東芝テックとの連携を発表したモバイルオーダーアプリ『O:der(オーダー)』では、アプリからの注文が、直接ディスプレイに送信される仕組みで、すでにいくつかの店舗で導入されています。もしかしたら、将来の飲食店経営においてタブレットPOSレジはさらに重要な役割を担うことになるかもしれません。
編集=Showcase Gig
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